賃管士ブログ

宅建合格者の賃貸不動産経営管理士・勉強時間は本当に減る?ふーちゃん先輩との本音トーク

ペンギン社長

不動産業界歴約20年・代表歴約6年の現役不動産会社代表。 宅建士・賃貸不動産経営管理士・マンション管理士・ 管理業務主任者・FP2級など5資格以上を保有。 40代で賃管士に挑戦し1回目不合格を経て2回目で合格。 実体験をもとに不動産業界に興味がある方・ 入りたての方へ向けて役立つ情報を発信しています。

※本記事にはプロモーションが含まれています。

宅建試験を終えたあと、ふと頭に浮かぶ疑問。

「あれ、賃貸不動産経営管理士って…

宅建と範囲似てない?もしかして勉強時間めちゃ減らせる?」

そう、その読み、半分正解で半分は甘い。

今回は宅建合格直後の後輩・不動さんと、

宅建・賃貸不動産経営管理士のダブルライセンスを持つ先輩・ふーちゃん先輩の会話形式で、

賃貸不動産経営管理士試験合格に

必要な勉強時間の本当のところを解説していきます。


歓喜のLINE、そして不穏な質問

不動さん

不動さん
先輩!宅建、たぶん受かってました!自己採点で38点です!

ふーちゃん先輩

ふーちゃん
おー、やったじゃん!お疲れさま〜。じゃあ次は賃貸不動産経営管理士受けてみる?

不動さん

不動さん
え、まだ何も準備してないです…でも正直、宅建の勢いそのまま乗っかれば余裕じゃないですか?範囲被ってるって聞きましたし。

ふーちゃん先輩

ふーちゃん
その油断、半年前の私と同じこと言ってたな…。結論だけ先に言うと、「楽になるのは本当」だけど「楽勝になるとは限らない」

続き聞きたい?

不動さん

不動さん
聞きます。聞かせてください。

そもそも賃貸不動産経営管理士って何者?

賃貸不動産経営管理士は、賃貸住宅の管理業務を適正に行う専門家として2021年に国家資格化された資格です。

賃貸住宅管理業者が事務所ごとに置かなければならない「業務管理者」の要件の代表的なルートにもなっており、賃貸住宅管理業法を中心に、民法・借地借家法・建築設備・税務など幅広い知識が問われます。

宅建士が「入居前」の契約・仲介を担うのに対し、賃貸不動産経営管理士は「入居後」の維持管理やトラブル対応が主戦場。

業務の領域がそもそも違うので、本来は競合ではなく補完関係にある資格です。


結論:勉強時間の目安は「初学者」と「宅建合格者」でこんなに違う

複数の資格スクールや合格者アンケートを総合すると、おおよその目安は次の通りです。

タイプ必要な勉強時間の目安
法律知識ゼロの初学者約200〜300時間
宅建合格者・不動産業界経験者約100〜150時間
マンション管理士・管理業務主任者も保有さらに50時間程度の短縮余地

参考までに宅建本体の必要勉強時間が約300〜400時間と言われているので、賃貸不動産経営管理士はそもそも宅建よりコンパクトな試験。

そこに宅建合格者ボーナスが乗ると、初学者の半分以下の時間で合格ラインに届く可能性がある、というのがこの資格の「コスパの良さ」としてよく語られるポイントです。

不動さん

不動さん
おお、じゃあ100時間くらいでいけるってことですね!余裕じゃないですか!

ふーちゃん先輩

ふーちゃん
100時間を「1日30分×7ヶ月」でやる人もいれば「1週間で17時間/日」とかいう地獄スケジュールでやる人もいる。時間数だけ見て安心するの、一番危ない罠だよ。

ペンギン社長の実体験:「なめてたら落ちた」

このサイトの運営者・ペンギン社長は25年ぐらい前に資格の学校に約1年通って宅建士(当時:宅建主任者)を取得

その後、賃貸不動産経営管理士の国家資格化の広告を見てすぐ「取ろう」と決意しました。

1回目:なめてかかって不合格

項目内容
勉強開始時期試験2週間前から
1日の勉強時間3時間
トータル勉強時間40〜45時間
結果不合格
敗因「なめてた」

ペンギン社長:

ペンギン社長
宅建を持ってるし、合格率もそこまで低くないし…って思って試験2週間前から始めたんだよね。

不動産さん:

不動さん
2週間前からでは、さすがに遅すぎましたね

ペンギン社長:

ペンギン社長
そう。トータル40時間ちょっとじゃ全然足りなかった。民法や借地借家法は確かに宅建と被ってるけど、賃貸住宅管理業法は完全に新規科目。そこの深堀りが全然できてなかった。一言で言うとなめてた」に尽きる。

2回目:3ヶ月前からスタートして合格

項目内容
勉強開始時期試験3ヶ月前から
序盤の1日の勉強時間1時間
直前期の1日の勉強時間2〜3時間
1回目との違い全体的に深堀りして勉強した
結果合格

不動産さん:

不動さん
2回目は何を変えたんですか?

ペンギン社長:

ペンギン社長
勉強開始を3ヶ月前に早めて、全体的に深堀りして勉強した。1回目は表面的な暗記だけだったけど、2回目は「なぜそうなるか」を理解しながら進めた。それだけで合格できた。

ペンギン社長から一言

「宅建があるからといってなめるな。これが一番大事なメッセージ。宅建の知識は確かに活きる。民法・借地借家法は被ってるし、倫理規定みたいな問題は宅建合格者なら普通に考えれば解ける。でも賃貸住宅管理業法は全くの新規科目。ここを深堀りせずに挑むと、合格率に油断して痛い目を見る。私がそうだった。」


宅建合格者が時短できる理由・できない理由

分野宅建との重複勉強の方針
民法(契約・債権・保証)✅ 重複あり復習程度でOK
借地借家法✅ 重複あり復習程度でOK
賃貸借契約の実務知識✅ 一部重複あり確認程度でOK
賃貸住宅管理業法❌ ほぼ新規最優先・深堀り必須
管理受託契約・サブリース❌ ほぼ新規しっかりインプット
建物の維持保全・設備❌ ほぼ新規しっかりインプット
不動さん
民法と借地借家法は復習でOKだけど、管理業法は新規科目として深堀りが必要なんですね。
ふーちゃん
そこがポイント。宅建合格者の「時短」は民法・借地借家法の勉強が省けるからであって、全部楽になるわけじゃない。管理業法をなめると確実に落ちる。ペンギン社長が証明済みだよ(笑)

なぜ宅建合格者は時短できるのか?重複ポイントはここ

宅建合格者が時短できる理由は、出題範囲に明確な重複があるからです。

  • ポイント

    • 民法の基本知識(契約の成立、債権・債務、保証など)
    • 借地借家法(賃貸借契約、更新、定期借家など)
    • 賃貸借契約の実務知識

このあたりは宅建で叩き込んだ知識がそのまま使えます。

逆に、ほぼ初見になるのが以下の分野です。

  • ポイント

    • 賃貸住宅管理業法(出題数が最も多い、最重要分野)
    • 管理受託契約(委任・請負の違いなど)
    • 建物の維持保全・設備に関する実務知識
    • 金銭管理(敷金・保証など、宅建より一段深い実務知識)

つまり「民法・借地借家法は復習で済むけど、賃貸住宅管理業法は全く初見の新規科目」というのが実態。

ここを甘く見ると痛い目を見ます

不動さん

不動さん
新規科目があるのか…。それで先輩は何時間くらいやったんですか?

ふーちゃん先輩

ふーちゃん
宅建が終わってから本気で詰めたのは120時間くらい。ただこれは「宅建の知識が体に残ってるうちに」やったから効いた時間。半年放置してから始めたら、たぶん同じ100時間でも全然足りなかったと思う。

番外編:「15時間合格」の都市伝説、信じていい?

ネット上には「宅建が終わってから3週間・実質15時間の勉強で賃貸不動産経営管理士に合格した」という体験談も実在します。ただし当人も振り返っているとおり、結果は合格ラインぎりぎりの自己採点。再現性の高い必勝法というより「宅建の知識がよほど強く残っていた人のレアケース」と捉えるのが安全です。

近年は出題数が増え、応用的な事例問題も増加傾向にあるため、「宅建合格者だから勉強時間は少なくて済む」を「だから何もしなくていい」と読み替えるのは禁物。

100時間前後を一つの基準として、自分の理解度に応じて積み増すのが現実的な戦略です。


宅建合格者向け・おすすめ学習スケジュール

賃貸不動産経営管理士の試験は例年11月中旬、宅建本試験(10月)からおよそ1ヶ月後というスケジュールです。この「1ヶ月インターバル」をどう使うかが勝負を分けます。

  1. ポイント

    • 宅建試験の翌日〜1週間:燃え尽きてOK。ただし公式テキストだけ先に買って眺めておく
    • 試験2〜3週間前まで:賃貸住宅管理業法を中心にインプット(最重要・最多出題分野)
    • 試験2週間前〜1週間前:過去問演習を繰り返し、民法・借地借家法は「思い出す」感覚で復習
    • 試験直前1週間:間違えた問題のみ高速回転、新しい分野には手を出さない

不動さん

不動さん
なるほど…民法は復習で、管理業法は新規科目として時間配分するイメージですね。

ふーちゃん先輩

ふーちゃん
そうそう。宅建の余熱を「忘れる前」に使い切るのがコツ。半年後にやろうとすると、結局初学者と同じ時間がかかるからね。

まとめ:勉強時間は「短縮できる」が「ゼロにはならない」

  • ポイント

    • 初学者の目安は200〜300時間、宅建合格者なら100〜150時間が目安
    • 短縮できる理由は民法・借地借家法の知識の重複
    • 一方で賃貸住宅管理業法はほぼ新規科目なので軽視しないこと
    • 宅建試験から1ヶ月というインターバルを最大限活用するのが時短の本質

宅建合格の勢いは確かに強い武器です。

ただしその武器を活かせるのは「使い方を知っている人」だけ。

今日からテキストを1冊開いておくだけでも、1ヶ月後の自分がきっと感謝してくれるはずです。

不動さん

不動さん
よし、この熱い気持ちが冷める前にテキスト注文します!

ふーちゃん先輩

ふーちゃん
それでいい。健闘を祈る!

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