屋根の防水と外壁について一問一答です
次からの問いに○か×で答えてください
1.防水の種類は「メンブレン防水」「シーリング防水」の2つに分けられ、メンブレン防水というのは便宜上の分類であり、厳密な意味では恒常的な防水性能は期待できないので注意する必要がある。
2.メンブレン防水の中のシート防水は、ウレタンゴム系防水材などを数回に分けて塗布し、防水層を形成する工法である。
3.メンブレン防水の中の塗膜防水は、合成高分子を主原料としたルーフィングシートを用いて防水層を形成する工法である。
4.シーリング防水は、コンクリートの打ち継ぎ部、目地部、接合部等にシーリング材を充填する防水工法の総称であり、雨水の侵入を防止するために施す線状の防水であるが、厳密には、雨水の侵入を完全に防止することはできていない防水工法である。
5.雨水の漏水の発生源は比較的に特定しやすく修繕は容易である。
6.漏水事故に対し、設備や配管の劣化が原因の場合は損害保険の対象外である。
7.傾斜屋根のメンテナンスのため、表面塗装をおおむね、20年前後にて実施する。
8.外壁の劣化現象として、外壁表面が粉状になり、手で触ると白くなる現象を白華現象(エフロレッセンス)という。
9.外壁の劣化現象として、セメントの石灰等が水に溶けてコンクリート表面にしみたしたもので、空気中の炭酸ガスと化合して白色になることをチョーキングという。外壁面の浮きやひび割れ部に薄いなどが侵入したことにより発生することが多いのが特徴である。
10.外壁の劣化現象として、コンクリート内部の部分的な膨張圧によって、コンクリート表面の小部分が円錐形のくぼみ上に破壊された現象をポップアウトという。
答え
1.× メンブレン防水ではなくシーリング防水が厳密な意味で恒常的な防水性能が期待できないので注意が必要です。
2.× 塗膜防水の説明です。
3.× シート防水の説明です。
4.○ 本問の通りです。
5.× 雨水の漏水の発生源を特定することは困難な場合が多いです。
6.○ 本問の通りです。
7.× おおむね10年前後です。
8.× チョーキングの説明です。
9.× 白華現象の説明です。
10.○ 本問の通りです。
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