建物の構造などについて一問一答です
次からの問いに○か×で答えてください
1.建物の重量が軽い場合や地盤が良好で地耐力が大きい場合は、杭基礎を用いられることが多い
2.直接基礎は、基礎スラブで荷重を直接地盤に伝える基礎形式である。
3.杭基礎は、杭の周辺面摩擦力を先端支持力で荷重を地盤に伝える基礎形式である。
4.パイルド・ラフト基礎は、一部の基礎が杭基礎で、一部の基礎が直接基礎で構造物を支える基礎である。
5.木造ツーバイフォー工法は正式には「枠組壁工法」と言われ、断熱、保温に優れていることがメリットではあるが、構造安全耐力が劣ることがデメリットである。
6.コンクリートは圧縮力には弱いが、引張力には強いのが特徴である。
7.鉄筋コンクリート造の建物に数多く用いられている代表的な構造形式はラーメン構造である。
8.鉄筋コンクリート造の材料である鉄筋コンクリートは耐火、耐久性に富むことがメリットであるが、可塑性が低いため、自由な形や面的な構造を作るのに比較的困難であるのがデメリットである。
9.鉄骨造は風、地震等による揺れに強く影響を受けにくいことがメリットであるが、耐火被覆、防錆対策、外壁の目地のメンテナンスが必要になることがデメリットである。
10.壁式鉄筋コンクリート造は、耐震性に優れており、主に高層建物で採用されることが多い。
11.耐震診断とは、建物に必要とされる耐力と、新築時に保有していた耐力を比較し、大地震の際にどの程度の被害を受けるかを評価、判定するものである。
12.木造賃貸住宅の耐震改修について制振装置(ダンパー)を取り付けることや、基礎と土台、柱と梁を金物で緊結して補強することは有効である。
13.耐震構造の建物は大地震時に、構造躯体等の損傷を少なくすることができる。
14.制振構造とは、建物と基礎の間に、地震の揺れを直接伝えない装置を配置する構造である。
答え
1.× 本問は直接基礎の説明です。
2.○ 本問の通りです。
3.○ 本問の通りです。
4.× パイルド・ラフト基礎は、杭と基礎スラブの両方で構造物を支持する形式です。本問は異種基礎の説明です。
5.× 構造安全耐力も優れています。
6.× コンクリートは圧縮力には強いが、引張力には弱いのが特徴である。
7.○ 本問の通りです。
8.× 鉄筋コンクリートは可塑性があるため、自由な形や面的な構造を作るのに比較的容易になります。
9.× 鉄骨造は風、地震等による揺れに強く影響を受けやすいのでデメリットになります。
10.× 壁式鉄筋コンクリート造は、法令で高さ制限があるため中低層建物に採用されています。
11.× 新築時に保有していた耐力ではなく、現に保有している耐力を比較します。
12.○ 本問の通りです。
13.× 耐震構造の建物は大地震時に、構造を損傷させてエネルギーを吸収するため、構造躯体等の損傷は許容せざるを得ません。
14.× 本問は免震構造の説明です。
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