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賃貸不動産経営管理士の試験において、
建物の基礎・構造(木造・RC造・SRC造・鉄骨造)は
建物管理・維持保全分野の重要テーマです。
「木造・RC造・SRC造・鉄骨造の違いは?」
「耐用年数はそれぞれどのくらい?」
「基礎の種類(直接基礎・杭基礎)とは?」
「構造によって耐震性はどう違う?」
「賃管士の試験でどの数字が出やすい?」
今回はおなじみ不動さんとふーちゃん先輩の会話を交えながら、
建物の基礎・構造の試験頻出ポイントを徹底解説します。
この記事でわかること
- 建物の構造の種類(木造・RC造・SRC造・鉄骨造)の特徴と違い
- 各構造の法定耐用年数
- 基礎の種類(直接基礎・杭基礎)の違い
- 耐震基準と構造の関係
- おさらい問題で理解度チェック
まず試験頻出ポイントを表で整理する
| 項目 | 試験に出るポイント |
|---|---|
| 木造の法定耐用年数 | 22年(住宅用) |
| RC造の法定耐用年数 | 47年(住宅用) |
| SRC造の法定耐用年数 | 47年(住宅用・RC造と同じ) |
| 鉄骨造の法定耐用年数 | 骨格材の厚さにより異なる(3mm以下19年・3〜4mm27年・4mm超34年) |
| RC造とは | 鉄筋コンクリート造(Reinforced Concrete) |
| SRC造とは | 鉄骨鉄筋コンクリート造(Steel Reinforced Concrete) |
| 直接基礎と杭基礎 | 地盤が強固な場合は直接基礎・地盤が軟弱な場合は杭基礎 |
| 耐震性が最も高い構造 | 一般的にSRC造が最も耐震性が高い |
不動さん:

ふーちゃん先輩:

①建物の構造の種類と特徴
| 構造の種類 | 主な材料 | 法定耐用年数 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 木造(W造) | 木材 | 22年 | 軽量・加工しやすい・断熱性が高い・耐火性は低い |
| 軽量鉄骨造 | 厚さ3mm以下の鋼材 | 19年 | プレハブ住宅・アパートに多い・コストが安い |
| 重量鉄骨造 | 厚さ4mm超の鋼材 | 34年 | 3〜5階建てのマンションに多い・耐震性が高い |
| RC造(鉄筋コンクリート造) | 鉄筋+コンクリート | 47年 | 耐火性・耐震性・耐久性が高い・中高層マンションに多い |
| SRC造(鉄骨鉄筋コンクリート造) | 鉄骨+鉄筋+コンクリート | 47年 | 最も耐震性・耐火性が高い・高層マンション・超高層ビルに使われる |
ペンギン社長:

②法定耐用年数の詳細(鉄骨造)
| 骨格材の厚さ | 法定耐用年数 | 主な建物の例 |
|---|---|---|
| 3mm以下 | 19年 | 軽量鉄骨造のアパート・プレハブ住宅 |
| 3mm超4mm以下 | 27年 | 中規模の軽量鉄骨造建物 |
| 4mm超 | 34年 | 重量鉄骨造の中高層建物 |
ポイント
試験のポイント:
「鉄骨造の法定耐用年数は一律34年である」→ ×。
鉄骨造は骨格材の厚さによって19年・27年・34年と異なります。
不動さん:

ふーちゃん先輩:

③建物の基礎の種類
| 基礎の種類 | 内容 | 適した地盤 |
|---|---|---|
| 【直接基礎】 | ||
| べた基礎 | 建物の底面全体をコンクリートで覆う基礎・地面全体で建物を支える | 比較的軟弱な地盤でも対応可能・木造住宅に多い |
| 布基礎 | 壁の下部だけをコンクリートで覆う基礎・線状に建物を支える | 地盤が比較的良好な場合 |
| 独立基礎 | 柱の下にそれぞれ基礎を設ける方法 | 地盤が良好な場合・鉄骨造に多い |
| 【杭基礎】 | ||
| 杭基礎 | 地中深くに杭を打ち込んで建物を支える基礎 | 地表付近の地盤が軟弱な場合・高層建物に使われる |
ポイント
試験のポイント:
「地盤が軟弱な場合でも直接基礎を用いることができる」→ △(条件による)。
地盤が非常に軟弱な場合は杭基礎が必要になります。
不動さん:

ふーちゃん先輩:

④構造別の特性比較
| 比較項目 | 木造 | 鉄骨造 | RC造 | SRC造 |
|---|---|---|---|---|
| 耐震性 | △ | ○ | ○ | ◎ |
| 耐火性 | △ | △(鉄は熱に弱い) | ○ | ◎ |
| 遮音性 | △ | △ | ○ | ◎ |
| 建設コスト | ◎(安い) | ○ | △ | △(高い) |
| 法定耐用年数 | 22年 | 19〜34年 | 47年 | 47年 |
| 主な用途 | 戸建て・アパート | アパート・中層マンション | マンション | 高層マンション・超高層ビル |
不動さん:

ふーちゃん先輩:

⑤耐震基準と構造の関係
| 耐震基準 | 適用時期 | 基準の内容 |
|---|---|---|
| 旧耐震基準 | 1981年(昭和56年)5月以前 | 震度5程度の地震で損傷しない構造が基準 |
| 新耐震基準 | 1981年(昭和56年)6月以降 | 震度6強〜7の地震でも倒壊しない構造が基準 |
| 旧耐震建物の扱い | 既存不適格建築物・直ちに是正義務なし | 耐震診断・耐震改修が推奨される |
| 耐震改修促進法 | 一定規模以上の建物は耐震診断が義務付けられている | 対象は特定建築物(病院・学校・ホテルなど) |
ペンギン社長:

試験対策:おさらい問題
○か×で答えてください。
問題①
木造建物の法定耐用年数は47年である。
問題②
RC造(鉄筋コンクリート造)とSRC造(鉄骨鉄筋コンクリート造)の法定耐用年数はともに47年である。
問題③
鉄骨造の法定耐用年数は骨格材の厚さに関わらず一律34年である。
問題④
鉄骨造は鉄が高温でも強度を保つため耐火性が高い構造である。
問題⑤
べた基礎とは壁の下部だけをコンクリートで覆う基礎のことである。
問題⑥
地盤が非常に軟弱な場合は杭基礎を用いて建物を支えることが必要になる。
問題⑦
新耐震基準は1981年(昭和56年)6月以降に適用されており震度6強〜7の地震でも倒壊しない構造が基準となっている。
正解と解説
① ×
木造建物の法定耐用年数は22年です。47年はRC造・SRC造の耐用年数です。
② ○
RC造とSRC造の法定耐用年数はともに47年です。
③ ×
鉄骨造の法定耐用年数は骨格材の厚さによって19年(3mm以下)・27年(3〜4mm)・34年(4mm超)と異なります。
④ ×
鉄は高温になると強度が下がるため鉄骨造単体では耐火性が低いです。RC造・SRC造のようにコンクリートで覆うことで耐火性が高まります。
⑤ ×
べた基礎は建物の底面全体をコンクリートで覆う基礎です。壁の下部だけを覆うのは布基礎です。
⑥ ○
地盤が非常に軟弱な場合は杭基礎を用いて地中深くに杭を打ち込んで建物を支えます。
⑦ ○
新耐震基準は1981年(昭和56年)6月以降に適用され震度6強〜7の地震でも倒壊しない構造が基準です。
不動さん:

ふーちゃん先輩:

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まとめ:建物の基礎・構造の5大ポイント
- 木造22年・RC造47年・SRC造47年・鉄骨造は骨格材の厚さで19〜34年
- SRC造が最も耐震性・耐火性が高い・鉄骨造単体は耐火性が低い
- べた基礎は底面全体・布基礎は壁の下・独立基礎は柱の下
- 地盤が軟弱な場合は杭基礎が必要・地盤が良好なら直接基礎
- 新耐震基準は1981年6月以降・震度6強〜7でも倒壊しない構造が基準
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