賃貸不動産経営管理士

電気設備・エレベーターとは?単相2線式は100Vのみ・単相3線式は200V対応・避雷針は高さ20m超に設置義務・エレベーター法定点検は年1回など試験頻出ポイントを徹底解説

ペンギン社長

不動産業界歴約20年・代表歴約6年の現役不動産会社代表。 宅建士・賃貸不動産経営管理士・マンション管理士・ 管理業務主任者・FP2級など5資格以上を保有。 40代で賃管士に挑戦し1回目不合格を経て2回目で合格。 実体験をもとに不動産業界に興味がある方・ 入りたての方へ向けて役立つ情報を発信しています。

※本記事にはプロモーションが含まれています。

賃貸不動産経営管理士の試験において、

電気設備・エレベーター

(電力の引き込み方式・単相2線式・単相3線式・避雷針・エレベーターの法定点検)

建物の維持保全分野の重要テーマです。

「低圧引き込み・高圧引き込みの違いは?」
「単相2線式と単相3線式の違いは?」
「エアコンやIHを使うなら単相2線式では足りないの?」
「20mを超える建物に避雷針が必要って本当?」
「エレベーターの法定点検はどのくらいの頻度で必要?」

今回はおなじみ不動さんふーちゃん先輩の会話を交えながら、

電気設備・エレベーターの試験頻出ポイントを徹底解説します。


この記事でわかること

  • 電力の引き込み方式3種類の違い(低圧・高圧・特別高圧)
  • 各住戸への電力供給方式(単相2線式・単相3線式)の違い
  • 避雷針の設置義務(高さ20m超)
  • エレベーターの法定点検の頻度と内容
  • おさらい問題で理解度チェック

まず試験頻出ポイントを表で整理する

項目試験に出るポイント
電力引き込み方式の種類低圧引き込み・高圧引き込み・特別高圧引き込みの3種類
各住戸への電力供給方式単相2線式(100V)単相3線式(100V・200V)の2種類
単相3線式が必要な場合エアコン・IHクッキングヒーターなど200Vが必要な機器を使う場合
避雷針の設置義務高さ20mを超える建物に設置義務がある
エレベーターの法定点検建築基準法に基づき年1回の定期検査が必要
エレベーターの保守点検建築基準法の定期検査とは別に月1回程度の保守点検が推奨される
低圧引き込みの電圧交流600V以下・一般的な住宅・小規模建物に使用
高圧引き込みの電圧交流600Vを超え7,000V以下・大規模マンション・商業ビルに使用

不動さん:

不動さん
避雷針は20mを超える建物に設置義務があるんですね!

ふーちゃん先輩:

ふーちゃん
そう。「高さ20mを超える建物→避雷針の設置義務」が試験頻出ポイント。「10mを超える→×」「30mを超える→×」という引っかけが出やすいから20mという数字を正確に覚えておこう。

①電力の引き込み方式3種類

引き込み方式電圧主な用途
低圧引き込み方式交流600V以下一般住宅・小規模アパート・小規模店舗
高圧引き込み方式交流600Vを超え7,000V以下大規模マンション・商業ビル・工場など
特別高圧引き込み方式7,000Vを超える大規模工場・超高層ビルなど

不動さん:

不動さん
大きなマンションは高圧引き込みになるんですね!

ふーちゃん先輩:

ふーちゃん
そう。大規模マンションは消費電力が大きいため高圧引き込みが必要になる。低圧・高圧・特別高圧の3種類という分類と電圧の数字(600V・7,000V)は試験頻出だよ。

ペンギン社長:

ペンギン社長
実務でも管理物件の電力引き込み方式を把握することは重要。高圧引き込みの建物は電気主任技術者の選任が必要になるなど管理上の義務も変わってくるよ。

②各住戸への電力供給方式

供給方式電圧特徴対応できる機器
単相2線式100Vのみ古い住宅・小規模なアパートに多い照明・テレビ・冷蔵庫など一般的な家電(200V機器は使用不可)
単相3線式100Vと200Vの両方が使える新築・リノベーション済みの住宅に多い照明・一般家電に加えてエアコン・IHクッキングヒーター・電気温水器など200V機器も使用可能
⚠️ 重要ポイント:エアコン・IHクッキングヒーターなど200Vが必要な機器を使用するためには単相3線式への切り替えが必要です。単相2線式では200Vの電力を供給できません。

ポイント

試験のポイント

「単相2線式でもエアコン(200V)を使用することができる」→ ×

200Vが必要なエアコンを使用するためには単相3線式が必要です。

不動さん:

不動さん
単相2線式ではエアコンが使えないんですね!

ふーちゃん先輩:

ふーちゃん
そう。「単相2線式でエアコンOK→×」が引っかけポイント。エアコン・IHクッキングヒーター・電気温水器は200Vが必要な機器。200Vを使うには単相3線式が必要だよ。古いアパートで単相2線式の場合は入居者さんがエアコンを設置できないから注意が必要だよ。

ペンギン社長:

ペンギン社長
実務でも入居者さんから「エアコンをつけたい」と相談を受けた時に単相2線式のままでは設置できないケースがある。その場合は単相3線式への切り替え工事(電力会社への申請・屋内配線工事)が必要になるよ。

③避雷針(避雷設備)の設置義務

項目内容
設置義務の基準高さが20mを超える建物には避雷設備の設置が義務付けられている
根拠法建築基準法第33条
避雷設備の目的落雷から建物・人・設備を保護するため雷を安全に地面に逃がす設備
避雷針の仕組み突針(受雷部)→引き下げ導線→接地(アース)の順で雷電流を地面に流す
点検の必要性定期的な点検・接地抵抗の測定が必要

ポイント

試験のポイント

「高さが15mを超える建物には避雷設備の設置が義務付けられている」→ ×

設置義務は高さ20mを超える建物です。

不動さん:

不動さん
15mではなく20mを超えたら義務なんですね!

ふーちゃん先輩:

ふーちゃん
そう。「15m超→×・20m超→○」が引っかけポイント。「20m」という数字は他の規制(たとえば消防法の数字)と混同しやすいから正確に覚えておこう。

④エレベーター(昇降機)の法定点検

点検の種類頻度根拠法内容
定期検査報告(法定点検)年1回建築基準法第12条昇降機検査資格者が検査・特定行政庁に報告する
保守点検月1回程度建築基準法・メーカー推奨メーカーや保守会社による定期的な保守・調整
安全装置の確認随時-非常止め装置・戸開走行保護装置の作動確認

ポイント

試験のポイント

「エレベーターの法定点検(定期検査報告)は2年に1回行わなければならない」→ ×

エレベーターの定期検査報告は年1回です。

不動さん:

不動さん
エレベーターの法定点検は年1回なんですね!

ふーちゃん先輩:

ふーちゃん
そう。「2年に1回→×・年1回→○」が引っかけポイント。建築基準法第12条に基づく定期検査報告は年1回。これとは別に月1回程度の保守点検も必要だよ。

ペンギン社長:

ペンギン社長
実務でもエレベーターのある物件の管理では保守点検の契約は必須。法定点検を怠ると行政指導の対象になるし入居者さんの安全にも関わる。年1回の法定点検の実施を必ず確認するよ。

⑤電気設備の主な点検義務まとめ

設備点検頻度根拠
エレベーター(定期検査報告)年1回建築基準法第12条
エレベーター(保守点検)月1回程度建築基準法・メーカー推奨
自家用電気工作物(高圧受電設備)月1回以上(自主点検)・年1回以上(定期点検)電気事業法
避雷設備定期的な点検(接地抵抗の測定など)建築基準法

試験対策:おさらい問題

○か×で答えてください。

問題①
電力の引き込み方式は低圧引き込み・高圧引き込み・特別高圧引き込みの3種類に分けられる。

問題②
単相2線式でもエアコン(200V)を使用することができる。

問題③
IHクッキングヒーターを使用するためには単相3線式への切り替えが必要である。

問題④
高さが15mを超える建物には避雷設備の設置が義務付けられている。

問題⑤
エレベーターの法定点検(定期検査報告)は2年に1回行わなければならない。

問題⑥
単相3線式では100Vと200Vの両方を使用することができる。

問題⑦
高圧引き込み方式は交流600Vを超え7,000V以下の電圧で受電する方式である。


正解と解説

① ○
電力の引き込み方式は低圧・高圧・特別高圧の3種類です。

② ×
単相2線式は100Vのみのため200Vが必要なエアコンは使用できません。200V機器には単相3線式が必要です。

③ ○
IHクッキングヒーターは200Vが必要なため単相3線式への切り替えが必要です。

④ ×
避雷設備の設置義務は高さ20mを超える建物です。「15m超→×」が引っかけポイントです。

⑤ ×
エレベーターの定期検査報告は年1回です。「2年に1回→×」が引っかけポイントです。

⑥ ○
単相3線式では100Vと200Vの両方を使用することができます。

⑦ ○
高圧引き込み方式は交流600Vを超え7,000V以下の電圧で受電する方式です。

不動さん:

不動さん
問題②の「単相2線式では200V使えない」・問題④の「避雷針は20m超」・問題⑤の「エレベーター点検は年1回」が特に引っかかりました!

ふーちゃん先輩:

ふーちゃん
この3点が定番の引っかけポイント。「単相2線式→100Vのみ・エアコン不可」「避雷針→20m超」「エレベーター法定点検→年1回」この3点は必ず覚えておこう。

試験勉強をさらに効率化するなら

電気設備は引き込み方式・電力供給方式・点検頻度の数字を正確に理解することが重要です。通信講座を活用することで体系的に整理できます。



受講生合格率84.32%で確実に合格したい方はこちら
👉アガルート 賃貸不動産経営管理士講座はこちら



費用を抑えて合格を目指したい方はこちら
👉スタディング 賃貸不動産経営管理士講座はこちら


📱 ついに完成!ペンギン社長渾身のオリジナル練習問題WebアプリをNOTEにて販売中!

🎉 NOTEにて販売中!

「市販の問題集では物足りない」「個数問題を徹底的に鍛えたい」「スキマ時間にスマートフォンで勉強したい」という受験生の声に応えるために、不動産業界歴約20年・賃管士試験に合格したペンギン社長が長期間にわたって作り上げた渾身のオリジナル練習問題Webアプリがついに完成・NOTEにて販売開始しました!

問題数705問(59カテゴリー)
特徴①変形問題収録・同テーマを違う角度から理解できる
特徴②個数問題の鬼特訓・5択形式で本試験より難しい設定
特徴③個数問題タイムトライアル・個数問題のスーパー鬼特訓版!時間のプレッシャーで集中特訓
特徴④チェック機能・間違えた問題の自動記録・弱点克服に最適
対応端末スマートフォン・パソコン・タブレット(インストール不要)
価格980円(買い切り)・無料お試し版あり
🐧 ペンギン社長より:「電気設備は単相2線式は100Vのみ・単相3線式は100V/200V両用・避雷針は20m超・エレベーター法定点検は年1回という数字がポイント。このアプリの電気設備カテゴリーで繰り返し演習して完璧に覚えてほしい!」

👉 詳しくはこちらから


まとめ:電気設備・エレベーターの5大ポイント

  • 電力引き込みは低圧(600V以下)・高圧(600V超〜7,000V以下)・特別高圧(7,000V超)の3種類
  • 単相2線式は100Vのみ・単相3線式は100V/200V両用・エアコン・IHには単相3線式が必要
  • 高さ20mを超える建物には避雷設備の設置義務がある
  • エレベーターの法定点検(定期検査報告)は年1回・保守点検は月1回程度
  • 高圧受電設備は電気主任技術者の選任が必要

関連記事

ふーちゃん
お疲れさまでした~目次に戻って次の勉強へレッツゴー!

テキスト目次はこちらから

賃貸不動産経営管理士の勉強テキスト

賃貸不動産経営管理士の勉強について 不動さん賃貸不動産経営管理士の勉強ができるページです   順番にページを開いていただいて、理解頂ければ合格に近づくと思います ふーちゃん賃貸不動産経営管理 ...

続きを見る

今勉強した内容は賃管士テキスト目次の【電気設備とエレベータ(昇降機)について】です

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

ペンギン社長

不動産業界歴約20年・代表歴約6年の現役不動産会社代表。 宅建士・賃貸不動産経営管理士・マンション管理士・ 管理業務主任者・FP2級など5資格以上を保有。 40代で賃管士に挑戦し1回目不合格を経て2回目で合格。 実体験をもとに不動産業界に興味がある方・ 入りたての方へ向けて役立つ情報を発信しています。

-賃貸不動産経営管理士
-, , , , , , , , , , , , , , , ,