賃貸不動産経営管理士

消防設備・防火管理とは?機器点検6ヶ月・総合点検1年・共同住宅の報告は3年に1回・防火管理者は非特定50人以上など試験頻出ポイントを徹底解説

ペンギン社長

不動産業界歴約20年・代表歴約6年の現役不動産会社代表。 宅建士・賃貸不動産経営管理士・マンション管理士・ 管理業務主任者・FP2級など5資格以上を保有。 40代で賃管士に挑戦し1回目不合格を経て2回目で合格。 実体験をもとに不動産業界に興味がある方・ 入りたての方へ向けて役立つ情報を発信しています。

※本記事にはプロモーションが含まれています。

賃貸不動産経営管理士の試験において、

消防設備・防火管理

設備系分野の中で毎年出題される重要テーマです。

「自動火災報知設備って何?」
「スプリンクラーはどんな建物に必要?」
「防火管理者を選任しなければならない建物は?」
「消防設備の点検はいつやればいい?」
「避難設備・誘導灯の違いは?」

今回はおなじみ不動さんふーちゃん先輩の会話を交えながら、

消防設備・防火管理の試験頻出ポイントを徹底解説します。


この記事でわかること

  • 消防設備の種類と設置基準の概要
  • 自動火災報知設備・スプリンクラーの試験頻出ポイント
  • 防火管理者の選任義務・資格要件
  • 消防設備点検の種類・頻度・報告義務
  • おさらい問題で理解度チェック

まず試験頻出ポイントを表で整理する

項目試験に出るポイント
消防設備の点検頻度(機器点検)6ヶ月に1回
消防設備の点検頻度(総合点検)1年に1回
消防設備の点検報告(特定防火対象物)1年に1回消防署に報告する
消防設備の点検報告(非特定防火対象物)3年に1回消防署に報告する
防火管理者の選任(特定防火対象物)収容人員30人以上で選任が必要
防火管理者の選任(非特定防火対象物)収容人員50人以上で選任が必要
住宅用火災警報器の設置義務全ての住宅に設置義務あり(寝室・階段に設置)
スプリンクラー設備の設置義務11階以上の建物・病院・老人ホームなど特定の用途・規模の建物

不動さん:

不動さん
機器点検は6ヶ月に1回・総合点検は1年に1回という違いがあるんですね!

ふーちゃん先輩:

ふーちゃん
そう。機器点検は半年ごと・総合点検は1年ごとという違いを覚えておこう。点検の頻度と報告の頻度も違うから混同しないように注意だよ。

①消防設備の種類

種類主な設備目的
消火設備消火器・屋内消火栓・スプリンクラー火を消す
警報設備自動火災報知設備・住宅用火災警報器・非常警報設備火災を知らせる
避難設備誘導灯・避難はしご・救助袋安全に避難する
消防活動用設備排煙設備・非常コンセント・無線通信補助設備消防活動を支援する

不動さん:

不動さん
消防設備は4種類に分かれているんですね!

ふーちゃん先輩:

ふーちゃん
そう。消火・警報・避難・消防活動用の4種類。試験では特に「警報設備(自動火災報知設備)」と「消火設備(スプリンクラー)」が頻出だよ。

②自動火災報知設備

項目内容
目的建物内の火災を自動で感知してベル・音声で知らせる設備
構成感知器(熱・煙)・発信機・受信機・音響装置(ベル)
感知器の種類①熱感知器(差動式・定温式):熱で感知・キッチンなど煙が発生しやすい場所に適する
感知器の種類②煙感知器(光電式・イオン化式):煙で感知・廊下・階段・寝室などに適する
設置義務延べ面積300㎡以上の防火対象物・共同住宅なども対象
共同住宅の場合住戸用自動火災報知設備または住宅用火災警報器での代替が可能

不動さん:

不動さん
熱感知器と煙感知器は場所によって使い分けるんですね!

ふーちゃん先輩:

ふーちゃん
そう。キッチンは料理の煙で誤作動しやすいから熱感知器。寝室や廊下は煙を早期に感知する必要があるから煙感知器。場所に応じた使い分けが重要だよ。

ペンギン社長:

ペンギン社長
実務でも感知器の種類を間違えて設置するとトラブルになる。キッチンに煙感知器を設置すると料理のたびに誤作動して入居者さんから苦情が来ることがある。感知器の種類と設置場所の関係は実務でも重要だよ。

③住宅用火災警報器

項目内容
設置義務全ての住宅(新築・既存を問わず)に設置義務あり
必須設置場所寝室・寝室がある階の階段(上端付近)
推奨設置場所台所・その他の居室
設置根拠消防法・各市区町村の火災予防条例
交換目安設置から10年が目安(電池切れ・劣化のため)
賃貸住宅での設置義務者建物の所有者(貸主・大家さん)

ポイント

試験のポイント

「住宅用火災警報器は新築住宅のみに設置義務がある」→ ×

全ての住宅(新築・既存を問わず)に設置義務があります。

不動さん:

不動さん
全ての住宅に設置義務があるんですね!既存の古い建物にも必要なんですね!

ふーちゃん先輩:

ふーちゃん
そう。「新築のみ→×」というのが典型的な引っかけ。既存の住宅にも設置義務がある。賃貸住宅では貸主(大家さん)が設置する義務があるよ。

④スプリンクラー設備

項目内容
目的火災を自動で感知して水を散布して消火する設備
主な設置義務(建物規模)11階以上の建物・地階・無窓階など
主な設置義務(用途)病院・老人ホーム・ホテル・百貨店など特定防火対象物の一定規模以上
共同住宅への設置11階以上の共同住宅に設置義務あり
メリット火災の初期消火に非常に有効・煙感知器と連動して自動作動

不動さん:

不動さん
マンションは11階以上だとスプリンクラーが必要なんですね!

ふーちゃん先輩:

ふーちゃん
そう。11階という数字が試験頻出ポイント。10階以下の共同住宅には原則設置義務はないが11階以上になると必要になる。「何階以上か」という数字は必ず覚えておこう。

⑤消防設備の点検・報告

点検の種類内容頻度
機器点検消防設備の外観・機能を簡易に確認する6ヶ月に1回
総合点検消防設備を実際に作動させて総合的に確認する1年に1回
建物の種類報告頻度具体例
特定防火対象物1年に1回消防署に報告病院・ホテル・百貨店・飲食店など不特定多数が利用する建物
非特定防火対象物3年に1回消防署に報告共同住宅・事務所・工場・倉庫など

ポイント

試験のポイント

「共同住宅の消防設備点検報告は1年に1回行わなければならない」→ ×

共同住宅は非特定防火対象物のため3年に1回の報告で足ります。

不動さん:

不動さん
共同住宅は3年に1回の報告でいいんですね!

ふーちゃん先輩:

ふーちゃん
そう。「共同住宅は1年に1回→×」というのが引っかけポイント。特定防火対象物(病院・ホテルなど)は1年に1回・非特定防火対象物(共同住宅・事務所など)は3年に1回という違いを覚えておこう。

⑥防火管理者

項目特定防火対象物非特定防火対象物
対象建物の例病院・ホテル・百貨店・飲食店共同住宅・事務所・工場
選任が必要な収容人員30人以上50人以上
防火管理者の資格甲種防火管理者講習修了者甲種または乙種防火管理者講習修了者
主な業務消防計画の作成・消防訓練の実施・消防設備の点検同左
届出先所轄の消防署に防火管理者選任届を提出する

ポイント

試験のポイント

「共同住宅(非特定防火対象物)は収容人員30人以上で防火管理者を選任しなければならない」→ ×

非特定防火対象物は50人以上で選任が必要です。

不動さん:

不動さん
特定は30人・非特定は50人という違いがあるんですね!

ふーちゃん先輩:

ふーちゃん
そう。「特定30人・非特定50人」この数字は試験頻出。共同住宅は非特定だから50人以上で防火管理者が必要。「30人以上→×」という引っかけが多いよ。

ペンギン社長:

ペンギン社長
実務でも防火管理者の選任は大切。大規模マンションでは管理組合や管理会社が防火管理者を選任して消防計画を作成する。入居者の安全を守るための重要な制度だよ。

試験対策:おさらい問題

○か×で答えてください。

問題①
消防設備の機器点検は1年に1回・総合点検は2年に1回行わなければならない。

問題②
共同住宅(非特定防火対象物)の消防設備点検の結果は1年に1回消防署に報告しなければならない。

問題③
住宅用火災警報器は新築住宅のみに設置義務があり既存の住宅には設置義務はない。

問題④
11階以上の共同住宅にはスプリンクラー設備の設置義務がある。

問題⑤
共同住宅(非特定防火対象物)において収容人員が30人以上の場合は防火管理者を選任しなければならない。

問題⑥
キッチンには料理の煙による誤作動を防ぐため熱感知器を設置することが適切である。

問題⑦
防火管理者を選任した場合は所轄の消防署に防火管理者選任届を提出しなければならない。


正解と解説

① ×
機器点検は6ヶ月に1回・総合点検は1年に1回です。「機器点検1年・総合点検2年→×」が典型的な引っかけです。

② ×
共同住宅は非特定防火対象物のため点検結果の報告は3年に1回です。1年に1回の報告が必要なのは特定防火対象物(病院・ホテルなど)です。

③ ×
住宅用火災警報器は全ての住宅(新築・既存を問わず)に設置義務があります。「新築のみ→×」が典型的な引っかけです。

④ ○
11階以上の共同住宅にはスプリンクラー設備の設置義務があります。11階という数字は必ず覚えておきましょう。

⑤ ×
共同住宅(非特定防火対象物)の防火管理者の選任が必要な収容人員は50人以上です。30人以上は特定防火対象物の基準です。

⑥ ○
キッチンは料理の煙で煙感知器が誤作動する可能性があるため熱感知器が適切です。煙感知器は廊下・階段・寝室などに設置します。

⑦ ○
防火管理者を選任した場合は所轄の消防署に防火管理者選任届を提出しなければなりません。

不動さん:

不動さん
問題①の「機器点検6ヶ月・総合点検1年」・問題②の「共同住宅は3年に1回報告」・問題⑤の「非特定は50人以上で防火管理者」が特に引っかかりました!

ふーちゃん先輩:

ふーちゃん
この3点が定番の引っかけポイント。「機器6ヶ月・総合1年」「特定1年・非特定3年」「特定30人・非特定50人」この3点セットは必ず覚えておこう。

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まとめ:消防設備・防火管理の5大ポイント

  • 機器点検は6ヶ月に1回・総合点検は1年に1回
  • 点検報告は特定防火対象物が1年・非特定(共同住宅)は3年に1回
  • 住宅用火災警報器は全ての住宅に設置義務あり・新築のみではない
  • スプリンクラーは11階以上の共同住宅に設置義務あり
  • 防火管理者は特定30人以上・非特定(共同住宅)50人以上で選任が必要
ふーちゃん
お疲れさまでした~目次に戻って次の勉強へレッツゴー!

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