目次
管理受託方式について
大家さんが管理会社に「管理業務」だけ委託する契約を結んで賃貸物件を管理してもらうことを「管理受託方式」といいます。
管理会社は管理業務だけ行いますので、大家さんは「貸主」という立場で管理会社に管理を委託するという形式になります。
一方、入居者さんは「借主」になります。
大家さん(貸主)と入居者さん(借主)が賃貸物件の入居にあたっては、
入居が決まったその都度、直接、大家さん(貸主)と入居者さん(借主)が「賃貸借契約」を結ぶことになり、
お互いが「賃貸借契約」の当事者となります。
サブリース方式について
大家さんが、管理会社に管理業務だけ委託するのではなく、所有している賃貸物件そのものを管理会社に貸す管理方式を「サブリース方式」といいます。
建物1棟を全部貸すということで、大家さんが「貸主」、管理会社が「借主」となります。
大家さんと管理会社の間で「賃貸借契約」が結ばれます。
サブリース方式における大家さんは、大元の貸主「原賃貸人」という立場になります。
この方式では管理会社が大家さんに建物を借りて、入居者さんに貸し出すという形をとりますので、「又貸し」という扱いになります。
「又貸し」という言葉は「転貸」という言葉に変えて使われます。
逆に転貸される側を「転借」と言います。
ということで管理会社は「転貸人」という扱いになり、入居者さんは「転借人」という扱いになります。
おさらい問題
○か×で答えてね
① サブリース方式において原賃貸人は転借人との間で賃貸借契約を締結しなければならない。
② 管理受託方式は大家さんから管理会社が賃貸物件をまるまる借りて管理する方法である。
正解
① × 転借人と賃貸借契約を結ぶのは「転貸人」です。
② × 問題文はサブリース方式の説明です。
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