目次
入居者の募集は誰がするのか
入居者の募集は
ポイント
・大家さんが直接する
・大家さんまたは管理業者から募集の依頼された宅地建物取引業者が行う
となります。
一般的には宅地建物取引業者は賃貸住宅管理業も兼ねているところが多いことから、賃貸不動産経営管理士の勉強するときにも入居者の募集について理解する必要があります。
入居者の募集前の準備
事前の調査項目について
入居者の募集の事前調査項目は以下の通りです。
メモ
・現地での物件調査する
・物件の登記簿謄本を取得して権利関係を調査する
現地での調査について
現地での調査において、建物の設備、周辺環境について、周辺住民へのヒアリングの3項目がメインとなります。
建物設備について
建物の不具合、設備の取付状況や故障などがないかを調査します。その後、確認と報告を兼ねて大家さんへヒアリングをします。このヒアリングが重要になってきます。
なぜヒアリングが重要かと言うと、調査した物件の設備の取り扱い方を決めるからです。
例えばエアコンがついてたとして、このエアコンについて大家さんにヒアリングします。大家さんが設備として取り付けたのか、もしくは過去の入居者が取り付けたまま退去してしまったかという内容を聞き取りします。
聞き取りの上で、設備として取り扱うのか、残置物として取り扱うのかを取り決めをします。
設備で取り扱うか、残置物として取り扱うかで入居希望者への説明が大きく変わってきます。
ですので、物件調査後の大家さんへのヒアリングが大事ということなのです。
周辺環境について
周辺の、交通利便施設、商業施設、学校などの公共施設を調べるのは当然ですが、マイナスになる項目、工場、養豚場など臭気や騒音を発生させる恐れがある施設も調べる必要があります。これは賃貸借契約を行うときの重要事項説明書にマイナス項目も記入しなければならないためです。
周辺住民へのヒアリング
その物件にトラブルがないかの調査を身近にいる周辺の住民に聞き、もし重要事項説明書の告知事項に該当することがあったら記入するためにヒアリングを行います。
登記簿謄本での調査について
物件の登記簿謄本を法務局やインターネットで出力をして、権利関係を調査します。
主に調査する項目は、所有権者の情報、抵当権の設定の有無、差押えの有無、地上権などの用役権の有無になります。
入居者を募集する空き室の管理について
建物の空き室を定期的に管理しないと建物が傷みやすくなります。
定期的に換気をしたり、冬で水道管が凍結しやすいときは、通電をして凍結防止をしたりする必要があります。
巡回も兼ねますので防犯にも有効です。
おさらい問題
○か×で答えてね
① 賃貸住宅管理業者は大家さんからの依頼を受けて、直接入居者を募集することができる
正解は
① × 大家さん以外で直接入居者を募集できるのは宅地建物取引業者である
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